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寸又峡 旅の記録

旅行日: 2003.11.06 - 11.07




一日目 浜松→寸又峡温泉 山湯館 (泊)
二日目 寸又峡→浜松




一人旅でございます。
日記にも書いたけど、母上の言動に腹を立てて、その日のお昼すぎには宿に予約を入れて車を走らせていました。頭を冷やしたかったし。
でも、実のところこのきっかけがなくても、そのうち一人でぼーっとしに行きたいな~とは思ってたんだよね。渡りに船でした。

例によってカーナビに宿泊先を教えて、いざ出発。
ところがところが、カーナビが教えた道はどうやら上級者向きだったようで…
「うっそ、ここ通るの!? す、すれ違えない~っ! たすけてー!!」
などとひたすら騒ぎながら運転しました。



どうにかこうにか、暗くなる前に目的の宿、山湯館に到着しました。
あまりに急な予約(だって当日の昼過ぎだよ。)の上に女性の一人旅。どうやら日付を間違えたんじゃないかとも思ったそうです。
部屋まで案内してもらって、「お仕事ですか?」と声をかけられました。
ノートパソコンを抱えていったんで、モノ書きさんだとでも勘違いされたんでしょうか。
「あ、いえ、そんなわけではないんですが…(ごにょごにょ。)」
親と喧嘩して飛び出してきましたとは言えません。(笑)

運転で凝り固まった体をほぐすために、すぐに温泉、です。
これがまたとても良い温泉で、お湯につかるとすぐに肌がつるつるする感じが実感できるのです。露天風呂の風情も良いし。うふふ。しあわせ。


お食事は部屋食ではなかったので、宴会場に向かいます。 おとなりのテーブルが陽気なご夫婦で、月に一度はこの宿に泊まりに来るという常連さん。宿の人と気さくに仲良く話しています。常宿をもつって、うらやましいな。 「どこからいらしたの? ひとり?」 気さくなご夫婦に聞かれました。 「浜松から車で一人で運転して来ました。も~道か細くてどうしようかと思ったんだけど、戻ろうにも戻れないし、困っちゃいましたよ。」 と答えたところ、二人ともびっくり顔。 「私たちも浜松から来たんだけど、よく一人で運転してきたねぇ。うちは奥さんがまっすぐの道を運転して、山道は私(旦那さん)が運転するんだよ。ひとりじゃ大変だったでしょう?知らないってこわいねぇ。えらいえらい。(笑)」 あ、いいなぁそれ。とっても仲良しな感じ。 会話も楽しく、お食事も美味しくいただきました。

食事の後、ちょっと休んでまたお風呂。
露天風呂で別の人に声をかけられました。
「ガイドさんか何かですか?」
…ちがいます。


夜もぐっすり眠り、起きて朝ごはん。
でも、前日の夜に食べすぎで、美味しそうな朝ごはんが全然食べれませんでした。もったいない。

ご飯を食べ終わって、宿に車を置かせてもらって、お散歩に出発です。
散策ルートの入り口でお茶を売っているかわいいおねーちゃんに、ルートの地図をもらいました。
「今日は女性の一人旅の方が多いですよ。もう3人目です。」
へぇ、みんな一人で旅をするのねぇ。



散策ルートをてっけれてっけれと歩いていくと、朝の空気はさわやかで、とっても良いお天気に日差しがまぶしくて、世界って美しいと思いました。
紅葉には少し早かったけど、それでも色づいた木もちらほら。


更に歩いていくと、こんな看板を発見しました。
こ、これは、どうしたらいいんだろう。
でも最近、スポーツクラブに行って、ちょっとずつ体力もつけてきてるし、ここはチャレンジか?チャレンジするのか?私。

よ~し、いっちゃえ!

そして私は坂を下り始めました。



そして、坂を下りきったところにこんな景色が広がっていました。
水が不思議な色なのです。コバルトブルー?でいいのかな?
そしてその水面に移りこむ景色もやっぱり不思議で。
そもそもあまり景色を堪能しようというつもりのなかった旅だったから、この景色に出会えてとても嬉しかった。らっきー。左にちらっと見えているのは問題の「夢の吊橋」です。



こんなに足をつくところが狭くって、おまけに手すりのかわりがロープで、しかもすぐ下が見えてて、踏み外したら靴とか落としそうで、おまけにものすごく揺れるなんて、どこにも書いてなかったじゃんっ!!
前をあるくおじちゃんの足元見て。
板を張ってあるのが、これっぽっちの幅なんだよ。
人間がすれ違えないじゃん!


でもさ、ここまできたからさ、やっぱり渡らないわけにはいかなくって、渡りましたよ。ええ。半泣き状態で。
さすがに渡っている間は怖くって、おまけに落としそうでカメラ(ケータイ)を出して撮影することはできませんでした。
それから渡り終わって、ほっとして、振り返ってみるとこんな注意書きが…!

「11人以上の通行は危険です」

渡り終わってから書いてあったって、意味ないでしょお!?ほんっと、怖くって、渡り終わってしばらくしても、心臓がず~っと「ばくばく」いってました。


それから、注意書きに書いてあったとおり、ず~っと続く上り階段です。 でも、いざ進んでみると意外に大丈夫。というか全然問題なく、平気。 すいすいと上ることができました。 途中、ご夫婦連れや、おばちゃんたちの仲良しグループを追い越しました。 「あら~、若いわねぇっ! あんな靴ですいすい上っちゃうんだもんねぇ。」 と感心されてしまいました。 会社辞める前の体力皆無の私からは、とても信じられない事態です。 ああ、旅行する体力があるって、シアワセなことだなぁ。ほんとに。

散策を終えて、まだ早い時間だったけど帰途につきました。
あまり良い状態で家を出発してないんで、あまり遅くなってもいけないかと思ったの。
帰りのルートはちゃんと確認して、国道一号線を使うような山道じゃないルートで帰りました。
あの往路の苦労が冗談じゃないかと思うほど、楽な道でした。

また一人でふらっと遊びにいきたいな~。
ちょっと味をしめちゃったかも。

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上高地 旅の記録

旅行日: 2003.10.22 - 10.23



一日目 浜松→松本城→平湯温泉 旅館アルプス(泊)
二日目 上高地→高山→浜松




「紅葉みたいっ!」
という母のたっての希望で、上高地方面に行くことになりました。
しかも、出発前日にこれを言われて宿を決め、更には私の運転する車で、という無謀な試みです。さて、どうなることやら。
まぁ幸いにもマーチくんにはカーナビちゃんがついているので、最悪でも帰れなくなることはありません。いざ、松本インターチェンジへ。

車での旅行の良いところは、荷物を小さく軽くしなくても良いこと。これもあれもそれも、寒いかもしれないしね~、必要かもしれないしね~、といつも電車の旅行だったら絶対に置いていくようなものをごそごそと詰め込んでれっつごー。
と思ったら、母が寝坊しました。びっくりだ。(笑)
それでも自家用車での旅行は乗り遅れることがないから大丈夫。気をとりなおして、こんどこそ、れっつごー!!

天気は雨。しかもかなりひどい雨です。
浜松ICから東名高速道路を西へ走るわけですが、どしゃ降りの高速を運転するってこわいなぁ。救いだったのは、直前に車をメンテナンスに出していて、ついでにフロントガラスに超撥水加工を施してもらってあったので、雨水がぷるぷるときれいに流れていってくれたこと。これ、やってなかったらもっとつらい運転だったと思う。水玉が流れていく様子が不思議でおもしろくて、ついついそれに見とれてしまいそうになるのは、逆に危険だったんだけどね。

で、なんとかお昼過ぎくらいに松本に到着し、それから松本城に行きました。


松本城についたころには、なんとなく雨も小降りになっていました。
それにしても、お城ってすごいねぇ。こんなもん、よく作ったよね。



城内をみてまわって、それからお城の近くでお昼ご飯を食べました。
私は「馬刺し定食」。これです。
かなりボリュームがあったのに、完食しちゃいました。
いか~ん。
だって…おなかすいたんだもん。




お昼ごはんを食べて、おなかいっぱい状態で、平湯温泉に向かいます。
平湯温泉に向かう途中の紅葉を楽しみつつ、ドライブです。
な~んて、実際に紅葉を堪能したのは助手席にいる母上。私は慣れない山道運転で、使い慣れないエンジンブレーキ使ったり、ハンドルを右に左に動かしたりと、余所見できる状態ではありませんでした。なんかずるい。
それでも途中で車を停めてちょっとだけ景色を見ることができました。

道路のわきのこの木の色が実に見事で、ここで車を停めたのです。
そしたら後ろの観光客を乗せたタクシーも私の車の後ろにとめて、運転手さんが観光客にこれを見せてました。
この道路の中での隠れた見所だったみたい。


んでもってガードレールのところまで行ってみたらば、下にこんな景色が広がっていました。
晴れていたらもっと綺麗だったんだろうな。
ちなみにこの画像、母上のパソコンの壁紙になってます。


そうこうするうちに、平湯温泉の宿(旅館アルプス)に到着。これが午後四時半すぎくらいかな。まだ遊ぶ時間はたくさんあったけど、私は運転でへとへと。
すぐに温泉に入って、部屋に戻って、ぼーっとしてました。
ここで、温泉街を散策すればよかったなぁって思ったのは、もっと後になってから。それどころじゃなかったの~。母上は不満げでした。

泊まった宿は小ぢんまりしていて、良い宿でした。
お料理もとっても美味しいし、料理の器も素敵だし、出すタイミングも見事。お風呂もぽかぽかとあたたまる良いお風呂でした。また行きたいな~。

実はこの宿に泊まって、この時点で翌日どうするのか決めてなかったのです。
母上は乗鞍岳に行こうと思っていたみたいだけど、宿のご主人のお話をきいて、上高地にいくことにしました。
ご存知の人も多いと思うけど、上高地はマイカー乗り入れ禁止です。
なので、バスかタクシーを使う必要があって、そのバスが平湯温泉から出ているのです。だったら行かない手はないでしょう。


前日早く寝た私たちは、翌朝とっても早く目覚めました。朝ごはんまでには時間があったので、近くの「平湯大滝」を見に行きました。
でかっ! これがこの滝を見たときの印象です。 明け方なので、全体に写真の色が薄くなっています。かなり大きいんだけど、この写真じゃわかりにくいかな。 そんなに大きな観光名所って感じで紹介されてなかったので、この迫力には本当にびっくりしました。 早起きは三文の得ってか。

それから朝ごはんを食べて、宿に車を置かせてもらって、上高地にバスで出発です。
上高地に向かうバスの中、私はかなり緊張してました。

というのも、私は上高地にちょっとした思い入れがあったのです。
何年か前にあるツアーで上高地に行った事があります。そのころ、とっても私は心がダメダメになってて、抜け殻に等しい状態でした。でも仲の良い友達と一緒だったので、そんなことを気付かれないように、一生懸命にその場にふさわしい表情を作っていたのです。しかも表情を作っていたのは無意識でした。
自分のそのときの気持ちや表情が取り繕ったものだと気付いたのは、上高地の景色を見たとき、あの時目の前に広がった景色を見て心が動かない自分に気付いてしまったのです。
それが悲しくて、本当に悲しいと思っているのかもわからない自分がおかしくて、おかしいと思ってるのかどうかもわからない自分がからっぽだったなぁ。
だから、だからもう一度上高地の景色を見て心が動いたとき、私は何かを越えたことになるんじゃないかって、ずっと思っていたのです。
そして、今回とうとうその機会がやってきてしまいました。




まず、大正池
ここは以前きたときには観光していないので対象外。(笑)

散策途中の景色たち。

そしてあの時みたあの景色たち。






涙が出ました。この景色に素直に心が動きました。
…良かった。ほんとうに。やっと立ち直った確信を持つことができました。
写真がへたっぴなのが残念だな。ちなみにこれはケータイとデジカメを使っています。さあどれがケータイで撮った写真でしょうか。

ちなみにこの日の上高地、とっても寒くてコートを着ていきました。
バス停で帰りのバスを待っていると雪が降ってきました。さむいっす。
でも、気持ちはすっきり、あったかで、大満足だったのでした。


宿に挨拶して、そのまま高山に向かいました。 来た道とは違う高速道路で帰ろうという魂胆です。ついでに高山ラーメンも食べました。たいへんに美味でございました。 ラーメン屋さんで、近くの古い町並みなどの案内マップをもらってお散歩をしました。古い町並み、すごいねぇ。 そして、その古い町並みの中に地酒屋さんが複数存在するではないですか。 ああ、だめじゃん、買っちゃうじゃん。

そんなわけで3本ほど地酒を買い込み、帰途についたのでした。
酒は…すぐに家族で消費しちゃいました。おいしかったん♪

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